猫を飼っていると臭い部屋になってしまう原因と対策
猫ってかわいいですよね。でも、「部屋の臭いが我慢できない」「臭い気になって仕方がない」そんな経験がありませんか?一緒に暮らすなら快適に暮らしたいですよね。
では、どうして猫を飼っていると部屋が臭ってしまうのでしょうか?また、どのように臭いに対して対策をしたらよいのでしょうか?
●猫を飼っているとする部屋の臭いの原因
実は、猫にはほとんど体臭がありません。なぜなら、猫は狩猟動物だからです。体臭がするようでは獲物に気づかれてしまうため、自分の臭いは極力させないようにしています。
健康な猫なら毛づくろいをするので常に清潔に保たれていますが、何らかの原因で病気になっている場合は体臭がすることがあります。この場合は、病院で診てもらう必要があります。
猫を飼っていると部屋が臭ってしまうのは、おしっこが原因です。
猫の祖先は砂漠に住んでいて、少ない水分でも生き延びていけるように効率的に体内の水分を利用するようになり、その結果、濃縮されたおしっこをするようになりました。濃縮されたおしっこは、きついアンモニア臭がします。
猫はおしっこに砂をかけて隠す性質がありますが、トイレからおしっこがはみ出してしまったり、砂をかけない猫もいたり、脚についたりすることがあります。
そして、もっとも臭うのがオス猫のスプレー行為です。スプレー行為は猫のマーキング方法の一つで、お尻を高く上げて壁や家具などにおしっこをかけます。強烈な臭いなので、なかなか臭いが消えません。
さらに、出したばかりのウンチも臭います。一般的には砂をかけて臭いを消しますが、中には砂がきちんとかかっていなかったり、砂をかけない猫もいます。
●猫による部屋の臭い対策
1・トイレトレーニング
猫がトイレにおしっこをできていない場合は、トイレトレーニングを行いましょう。
猫がトイレにおしっこをしないことは、トイレの置き場所が悪くて居心地が悪いことや、トイレが汚れていることが原因と考えられます。人の通りが多い、風があたるといった場所は猫にとって居心地が悪いです。猫はきれい好きなので、おしっこをしたらできるだけ素早くトイレを片付けてあげましょう。
トイレにおしっこをできなくても叱ってはいけません。飼い主さんがかまってくれると喜んでしまったり、おしっこをすることはいけないと思って隠れておしっこをするようになってしまいます。できなくても叱らず、トイレにできたときには褒めるようにします。
2・トイレを定期的に掃除
猫のトイレを定期的に掃除することで、臭いを発生させる雑菌の繁殖を防ぐことができます。1週間に1回程度洗い、天日干しして乾燥させることが理想です。
3・猫砂を変える
猫砂が気に入らなくてトイレでおしっこをしなかったり、トイレ後に砂をかけなかったりすることがあるので、猫が気に入る猫砂を見つけてあげましょう。
猫砂にもいろいろな素材があり、消臭効果の高い猫砂も販売されています。猫の好みもありますが、嫌がらないようなら消臭効果の高い猫砂を使ってみるとよいでしょう。
4・酵素系漂白剤を使って洗濯
カーテンやカーペットなどに猫のおしっこがかかって臭うときには、酵素系漂白剤を使用して洗濯をします。
ただし、色落ちすることがあるので様子を見ながら行ってください。
5・去勢手術を検討する
オスのスプレー行為はとても臭います。去勢をしていない猫はスプレー行為をするので、あまりにも臭いが気になる方は猫の去勢手術を考えてみましょう。乳腺腫瘍など去勢によって防げる病気もあります。
●まとめ
紹介した臭い対策方法はどれも簡単にできるものばかりです。ちょっとした工夫や手間で臭い対策できるので、参考にしてみてください。
これからも猫と一緒に快適な生活を続けていきたいですね。