猫が吐き戻しをするとビックリしませんか?猫が吐き戻しをするのは何らかの原因があります。場合によってはすぐに対処が必要なことがあるので、原因を知って正しく対処をしましょう。
●猫が吐き戻しをするのはフードが原因?
猫が吐き戻しをする原因には次のようなものがあります。
・早食い食べ過ぎ
食べることが大好きな猫は早食いをしてしまうことがあり、胃に入ってくるフードの消化に追い付かず、吐き戻してしまうことがあります。自分のフードを狙ってくる他の猫がいる場合も、フードを奪われないように早食いをしてしまうケースが見られます。
・フードが合わない
フードの形や大きさ、フードに配合されている成分などが猫にあわないことが考えられます。
・胃に毛玉がたまっていた
猫は自分で毛をなめてケアをします。なめた毛は胃にたまってしまうことがあり、たまった毛玉を定期的に吐きだします。
・誤食
アクセサリーやおもちゃなどを消化できないものを誤食してしまうと、異物を胃から出すために吐きだします。
・ストレス
ストレスを感じると吐くことがあります。引越し、新しいペットとの同居、騒音などは猫にとってストレスになります。
・病気
胃腸炎、すい炎、腎臓病、肝臓病、食中毒などで吐くことがあります。
病気が原因で吐いていることがあるので、吐いているものを見極めましょう。吐しゃ物に血が混ざっていたり異物が混ざっている場合は獣医さんに診てもらう必要があります。
食欲があって元気もあるようなら深刻な病気の可能性は低いです。
病気でない場合はフードを見直しと与え方に注意をしたり、生活環境の見直しをしてみましょう。
・フードの見直し
ある種のフードが猫にあわないことがあります。新しいフードに変えたら吐き戻しをするようになったというケースもあるようです。猫にあっていない場合は別のものに変えてみます。
・フードを少しずつ与える
早食いをしてしまう猫の場合は、フードを少しずつ与えるようにします。与える量を少しずつにすることで胃への負担が軽減します。
・食卓に高さを出す
食道が細い猫の場合は、高さのある台などにフードを置いて2本脚で立つスタイルで与えるようにすると、食道が垂直になり重力の働きもあり、フードが胃に入りやすくなります。
・早食い防止グッズを使う
猫が早食いできないような形をしたお皿などのグッズが販売されています。こういったものを使うことでも早食い防止になります。
・運動できるようにする
キャットタワーを設置したり、飼い主さんが一緒に遊んであげたりして、運動する機会を増やします。動くことがストレスの発散になります。
●猫が吐き戻しをしたときの後処理
猫は場所を選ばずに吐いてしまいます。絨毯の上に吐かれてしまい、掃除が大変なことも。では、どうやって後処理をしたらよいのでしょうか。
・吐いた直後
吐いた直後であれば、速やかに吐しゃ物をティッシュなどで取り除きます。絨毯の場合はその後にアルコールスプレーを吹きかけて、トントンと雑巾で叩くようにして汚れをふき取ります。
・吐いてから時間が経っている
吐いてから時間が経っていると、絨毯にシミが残ってしまうことがあります。
まずは吐しゃ物をティッシュなどで取り除きます。その後にアルコールスプレーを吹きかけて、トントンと雑巾で叩きます。汚れが染みついてしまったら、漂白剤を薄めたものを絨毯の上に吹きかけて、トントンと叩きながら汚れを落としていきます。
汚れをこすってしまうと絨毯にしみ込んでしまうので、トントンと叩くことがポイントです。
●まとめ
猫が吐き戻しをすると心配になってしまいますよね。
何が原因で吐き戻しをしているのか見極めて、原因にあった対処をしていきましょう。神経質になる必要はありませんが、病気の可能性もあるので猫の体調を見てあげてくださいね。