旅行に行くと決めたのは良いものの、飼っている猫はどうしようと心配になりませんか?
旅行中に大切な猫をペットホテルや動物病院などに預ける方法もありますが、猫は神経質でデリケートな生き物なので、知らない動物や人が集まる場所ではストレスになります。
そうかといって猫一人で留守番させるのはとても心配ですよね。
旅行に行きたいこともあるし、出張などで家を空けることを避けられない場合もあります。そんな時、どうすれば猫を安心安全に留守番させることができるのか見ていきましょう!
猫を旅行に連れていけない時、留守番中の餌はどうする?
一泊二日ほどの短い旅行であれば、まとめて餌を置いておいても問題ないでしょう。ですが、二泊三日以上の長期旅行や出張でしばらく家を空ける時は、まとめて餌を置いてくことができません。
留守中の餌をまとめて置いておくと、初日ですべて食べてしまう可能性があり、またウェットフードの場合は傷んでしまいます。
猫には、人間が旅行をして長期間餌を与えられないことがわからないため、自分が食べる餌の量を調節することができません。
そこで、便利な道具が自動で餌の量を調節してくれる自動給餌器です。自動給餌器は設定した時間になると自動的に一定量の餌を与えてくれますので、一度にたくさん食べてしまう心配がなく、長期間の旅行でも毎日猫に餌を与えることができます。
ウェットフードしか食べない猫には、ウェットフードに使える自動給餌器があり、保冷機能がついていて、餌の腐敗の防止をしてくれます。
また、餌だけでなく水も十分な量を用意しておきましょう。
水入れは1つの容器では口につけたり、足をいれてしまったりして水が汚れる心配がありますので、複数の容器を用意しておくことをおすすめします。常にきれいな水を飲めるように複数の容器に水を入れて置いておきます。
水の用意が大切だとはいっても、猫がおぼれないようにお風呂場の水は抜いておいてくださいね。
猫を旅行に連れていけない!留守番の暑さ対策はどうする?
最近、日本の夏は異常ともいえるほど30℃以上を超える日が続くことが珍しくありません。猫の祖先は砂漠に住んでいたとはいえ、日本のような湿度の高いジメジメした暑さは人間と同じようにつらいはずです。
そのため、旅行に一緒にいけない時の留守番中の部屋の暑さには対策を忘れてはなりません。
エアコンをつけておく
旅行の間、ずっとエアコンをつけていると電気代が気になりますが、大切な猫に快適な留守番をしてもらうためにはエアコンをつけっぱなしにしておきましょう。
猫にとって快適な部屋の温度は28℃程度です。人間にとっては少し暑く感じる温度かもしれませんが、猫にとってはこのくらいの温度が快適です。
部屋の温度が低くなると猫の体調が悪くなるので、猫のためにも人間が多少暑く感じる程度の温度に設定してあげるようにしましょう。
部屋の扉を開けておく
部屋の扉を開けておくとエアコンの効率が悪くなりますが、猫が留守番をしている間、扉は開けたままにしておきましょう。
猫は自分で快適な場所を探しますので、部屋を閉め切ってしまうと、寒すぎたり暑すぎたりしたときに移動できず、ずっと我慢することになります。
また、万が一、停電した場合、エアコンがストップして部屋の中はサウナ状態になります。万が一のときにも快適な場所に移動できるように、部屋の扉は開けておきましょう。
カーテンは閉めておく
日当たりのよい部屋だと日差しによって部屋の中が高温になるので、カーテンは閉めておきましょう。
遮熱カーテンの場合は、そうでないタイプのカーテンと比べて室温上昇が2~3℃抑えられるといわれています。また、遮熱カーテンを使うとエアコン効率がよくなります。
ヒンヤリグッズを用意しておく
ヒンヤリグッズを用意しておくと、暑い時は猫も喜んで使ってくれるでしょう。ジェルマット、アルミプレート、大理石マットなどは、時間が経ってもヒンヤリ感が持続します。
まとめ
どうしても避けられない出張などが入ると、猫に留守番をさせて家を空けなければならないことがあります。
旅行なら一緒に連れて行ってあげたいところですが、短い旅行で猫に留守番をさせるなら、餌や暑さ対策など、しっかり準備をしておきましょう。猫がストレスなく安全に留守番できるように、猫のことを考えた準備をして旅行に出かけたいですね。