ハッカーと聞いて、
あなたはどんな印象をお持ちでしょうか?
ハッカーとは
コンピュータやシステムについて
一般人より深い技術や知識を持ち、
その知識を活用して技術的な問題を
解決する人のことをハッカーと言います。
ハッカーと聞いて
インターネットのシステムに侵入する悪者や
企業のスパイなど、犯罪に絡む悪いイメージを
持っている方が多いと思います。
このような犯罪行為に加担するハッカーを
ブラックハッカーと言います。
その逆に、ブラックハッカーから
国や企業のシステムを守る
正義の仕事をするのがホワイトハッカーです。
最近の小中学生の将来の夢が
『YouTuber』というくらい
インターネットは私たちの生活に
なくてはならないものになっています。
大切な情報や、自分自身の身を守るために
このハッカーという職業は今後ますます
必要とされる時代が来るでしょう。
今日は、ハッカーになるには
どうすればよいのかを調べてみました!
ホワイトハッカーになるには
ハッカーはコンピューターのプロですので
情報系の専門学校や大学に進学して、
Java・JavaScript・Ruby・C++・C#などの
プログラミング言語を学ぶ必要があります。
そして、
情報セキュリティ関連の資格も必要です。
情報セキュリティ関連の資格には
●情報処理技術者試験
●情報セキュリティスペシャリスト
●ITストラジスト
●システムアーキテクト
●ネットワークスペシャリスト
●プロジェクトマネージャ
●ITサービスマネージャ
●データベーススペシャリスト
などがあります。
世界的に認定された資格では
●情報セキュリティ・プロフェッショナル認証資格のCISSP・CCNASecurity
●CHFI(ComputerHackingForensicInvestigator)
●CEH(認定ホワイトハッカー)
●CHFI(ComputerHackingForensicInvestigator)
などがあります。
なお、CEHやCHFIの試験は英語で行われますので
十分は語学力も必要です。
ハッカーには
ブラックハッカーとホワイトハッカーの
2種類があることはお伝えしましたが
実は、国がサイバーセキュリティ能力を高めるために
ホワイトハッカーを養成する人材育成プログラムの
受講者を募集していたこともあるんですよ。
政府が募集した
ホワイトハッカー育成プログラムの募集要項は
●IT系の高専、大学を卒業した人
●IT・セキュリティ分野での研究実績、または実務経験が5年以上あること
●情報処理技術者試験と同等以上のIT・セキュリティ関連の資格を持っている人
●英語能力がある人
これらの条件をすべてを満たした人のみが
育成プログラムに参加できるという厳しい内容です。
ホワイトハッカーになるための勉強ができるところ
大学の工学部や理学部など
コンピュータやネットワーク技術について学べる
情報工学などの学科がおすすめです。
大学は自分で科目を選択できますので、
工学部や理学部に入ると最低限の知識を
学ぶことができるでしょう。
高等専門学校
高等専門学校(高専)は中学を卒業した後
5年間在籍して専門的な知識を学びます。
ただ、日本にはIT系の学校数が少ないのが
デメリットと言えるでしょう。
IT系専門学校
コンピューターデザインやシステム開発の他に
新しくセキュリティ対策を学べる学部が
増えてきています。
●東京デザインテクノロジーセンター専門学校
●OCA大阪デザインIT専門学校
●FCA福岡デザイン&テクノロジー専門学校
●北海道ハイテクノロジー専門学校
●情報科学専門学校
ホワイトハッカーの年収は1000万円!?
「ナショナルサイバートレーニングセンター」
という機関なのですが、
40人ほどの募集に対し、350名以上もの応募があったそうです。
なぜ、こんなに人気があるのでしょう?
それは、ホワイトハッカーの収入に関係しています。
ホワイトハッカーの年収は
なんと『1000万円を越える』
と言われているんです!
一般的な企業のエンジニアの年収が
約500万円ほどと言われているのに対し
2倍の年収を稼ぐことができるのですから
それは魅力的ですよね。
今や、コンピューターをなくしての
生活はあり得ませんので
政府や企業の機密情報を守るという
大きな責任を担う職業だけに、
高年収が期待できるというわけです。
サイバー犯罪やサイバーテロという言葉が
すでに聞きなれたものになっているように
ブラックハッカーの悪行に対応する
ホワイトハッカーの需要は
これからどんどん高まってくるでしょう。
ですが、日本ではホワイトハッカー
まだまだ不足しているといいます。
コンピューターセキュリティを学べる学校や学部は
年々増えていますので
興味がある方はぜひ、参考にしてくださいね。