夏が本格的に始まる前にお得なエアコンの使い方を確認しておきたいですよね。
最近テレビでエアコンは24時間つけっぱなしが正解だという情報を得たのですが、専業主婦、会社員など仕事の種類によっても生活リズムは人それぞれです。
今回は日中家を空けることが多い1人暮らしと共働き世帯に注目して調べてみました。
1人暮らし、共働き世帯の夏の1カ月の電気代
政府統計の家計調査(2017)では、電気代月平均額が、
1人暮らし世帯 3171円
2人暮らし世帯 9176円
となっています。夏の電気代のうちエアコンで消費する割合は58%(省エネ性能カタログ2015夏版/資源エネルギー庁)ということをふまえると、エアコンの節電対策は必須ですね。
ちなみに、1人暮らしと2人暮らしで電気代月平均額が大きく違うのは、
・生活リズムの差
・2人以上対応の家電を使用するため消費電力があがった
・部屋数が増えてそれぞれで電化製品を使用する
このような理由があるようです。
上記の2人暮らしだと、日中どちらか家にいる世帯なのか共働き世帯なのかわかりませんが、参考までにわが家(2人暮らし)の昨年夏の電気代は平均8500円程度でした。
共働きだと食洗機、乾燥機付きドラム洗濯機、ロボット掃除機など家事をロボットにさせることも多く、日中家に誰もいなくても電気代は比較的かかるのではないでしょうか。
日中、家にいない場合、つけっぱなしは正解?
近年、テレビやインターネットで「エアコンは24時間つけっぱなしが正解!」という情報を目にすることが多くなりましたが、日中家に人がいない世帯にとってはつけっぱなしだともったいないような気もしますよね。実際のところどうなのか調べてみました。
2016年ダイキン工業の調査によると、
24時間の間30分おきにエアコンをON/OFFする場合と、
24時間つけっぱなしの場合を比較すると、
「24時間つけっぱなし」の方が消費電力が少ないとわかっています。
しかし、実際の生活では24時間の間ずっと30分おきにエアコンをON/OFFするなんてことはありませんよね。より実際の生活に近づけた条件での実験では、
・日中は35分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い
・夜間は18分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が安い
ことがわかりました。
結果的には、共働きまたは一人暮らしで日中誰も家にいない場合はOFFが正解です。
夜間に外出する際は上記の時間を目安にするとよいでしょう。
エアコンの電気代おすすめ節約術
エアコンをかしこく使うためのポイントを3つ紹介します。
1.冷房の場合、部屋が冷えるまでは強風、その後は微風
強風の時間が長くなるほど消費電力があがります。初めに部屋を冷やしてから循環させるることで効率が良くなります。
2.冷房の風向きは上に
冷気は上から下に降りてきます。効率よく部屋を冷やすために風向きを調整してみてください。風が直撃することを避けたいけれど高いエアコンには買い換えられない!という場合は、エアコン用の風向き調節グッズを設置してみてください。我が家も1500円程度で設置しました。
3.室外機に日よけを設置する
家の中に目が行きがちになりますが、エアコンの室外機の状態を確認してみてください。直射日光で暑い環境にありませんか。ベランダ・庭だと日光が当たりやすいですよね。
室外機が温められてしまうと、当然冷風を作り出すのに消費電力があがります。すだれを置いてみる、板を置いてみるなど日陰を作ってあげてください。気温がとても高い日には濡れタオルを室外機の上に置くだけでも良くなります。
まとめ
年々暑くなり、異常気象ともいわれる中、冷房なしには我慢しても生活できなくなってきましたね。今回の記事をふまえて、今一度エアコンの使用状況を確認し、賢く夏を迎えてください。