うちの愛猫、ぽっちゃりしていて愛らしいけれど、
なんだか最近寝てばかりであまり動かない…
そんなふうに感じている方は多いのではないでしょうか?
猫の肥満は心臓病や糖尿病をはじめ、
さまざまな病気の原因となります。
また足腰の関節にも負担を与えます。
愛猫の肥満に気づいたら、健康のためにダイエットをはじめましょう!
今回は愛猫の肥満対策として、
猫ちゃんに負担の少ないダイエット方法と
おすすめのダイエットフードをご紹介します!
猫の肥満は無理のないダイエットで対策しよう
猫が肥満になる原因
猫が肥満になる原因は、人間とってもよく似ています。
1. フードやおやつのあげすぎ
2. 運動不足
3. 去勢や避妊手術によるホルモンのバランスくずれ
4. 加齢
5. 病気・ケガ
6. 遺伝などの体質 など
猫の肥満対策における成功の秘訣は、
ダイエットプランをきちんと立てることです。
猫ちゃんに無理をさせないダイエット方法とはどういうものがあるのでしょうか?
ダイエットプランの立て方と猫のダイエットにおける
大切な心がまえをご説明します。
猫のダイエットを始める前に確認すること
ダイエットをして良いのは健康な大人の猫だけです。
1歳未満の成長期の子猫や、
病気をしている猫のダイエットは避けましょう。
また獣医さんに猫ちゃんがダイエットをしても大丈夫か、
健康状態をチェックしてもらうといいですね。
猫のダイエットに対する心がまえ
あせって、すぐに結果を出そうとしてはいけません!
猫は残念ながらすぐには痩せません。
体重にもよりますが数か月~1年といった
長い期間をかけて取り組むことが必要です。
急激なダイエットは重大な病気の原因になりますので、
絶対にやめましょう。
猫のダイエットプランをつくろう!
ダイエットプランをつくるときのポイントは、つぎの3つです。
①適正体重
②1日のフード量
③ダイエット期間
適正体重を知り、何㎏減量するかを決めよう
猫の適正体重は、品種や骨格の大きさなどによりそれぞれ異なります。
そのため一概に何㎏を超えたら肥満、と言うことはできません。
猫は生後約1年で大人の体に成長するため、
ちょうど1歳のときの体重がその猫の適正体重です。
メインクーンなどの大型種は成長がゆっくりのため、
3年ほどかかると言われています。
でも、1歳のときの体重なんて覚えていない…
という方も多いですよね。
そんなときはかかりつけの獣医さんに聞いてみる手があります。
カルテに記録してあるかもしれません。
もし、カルテがなくても、その猫に合った適正体重を教えてもらえますよ。
また1回のダイエットの減量目標は、体重の15%までにしましょう。
この数値は体に負担がかからず、
無理なくダイエットができる減量値です。
1日のフードの量を調整しよう
減量中の猫にはダイエット用のフードがおすすめです。
必要な栄養素はじゅうぶんに取りながら、
脂肪を落とすように調整されているものが多くあります。
1日に与えるフード量はパッケージに記載されていますが、
あくまで標準量になります。
ダイエットをしながら定期的に体重の記録を取り、
その猫に合った量を見定めましょう。
このとき参考になるのが、1週間の減量のペースです。
猫のダイエットでは1週間で
体重のおよそ0.5~1.5%減が理想とされています。
体重の減り方がこの範囲におさまっていないようでしたら、
1日のフード量を微調整しましょう。
ダイエット期間の目安を知ろう
体重を定期的にはかることで1週間に何gやせるかがわかると、
1か月のだいたいの減量値がわかりますよね。
その数字をトータルの目標減量値と照らしあわせてみましょう。
ダイエットにかかる期間のおおよその目安やペースを知ることができ、
飼い主さんのモチベーションにつながります。
1か月や3か月ごとの途中目標を定めるのもおすすめですよ。
猫の肥満対策のメインは食事調整
食事の回数を増やす
猫ちゃんのご飯は、決まった時間に決まった回数を守ってあげましょう。
ダイエット中は1日の食事を3~4回にわけて与えるのがポイントです。
空腹を感じる時間が少なくなり、またエネルギーの消費がふえます。
おやつはなるべくあげないこと
猫ちゃんの間食はできるだけ避けましょう。
どうしてもおやつを欲しがるようなら、ダイエット用がおすすめです。
おやつを食べたときはそのカロリーの分だけ、
ご飯(フード)の量を減らしましょう。
ゆっくりと食べさせる
早食いは肥満の一因となるおそれがあります。
また時間をかけて食べることで満腹中枢が刺激され、満足感が高まります。
猫ちゃんにゆっくりご飯を与えるには、
早食い防止の器に変える、フードが中に入ったおもちゃを利用するなどして、
少しずつ食べられるように工夫しましょう。
猫の肥満対策のダイエットには運動が大切!
はじめは少しずつ、適度に
運動をさせるには、飼い主さんが一緒に遊んであげるのが一番です。
ただ、肥満で運動量の少ない猫に、
いきなりたくさんの運動をさせることは禁物です。
1日5分程度からはじめて、猫の様子をみながら
毎日少しずつ増やしていきましょう。
最終的には1回10分~15分、
少なくとも1日3回は運動する時間をつくりましょう。
上下運動ができるように
猫は横移動の運動より上下運動を好みます。
キャットタワーをおいたり、
タンスや棚など家具のおき場所を工夫して高い段差をつくったり、
猫が喜んで体を動かせるようにしてあげてください。
猫の肥満におすすめのダイエットフード8選!
猫のダイエットにおすすめのダイエットフードをご紹介します。
猫ちゃんの好みも考えて、まずは少量入りのものを購入し
喜んで食べてくれるフードを見つけてくださいね。
Vet Solution キャットフード 肥満サポート
Vet Solutionはイタリア最大の老舗ペットフードメーカーの商品です。
低カロリー・高タンパク・高繊維に設計されており、
エネルギーの摂取を制限しつつ食後の満腹感を維持できます。
グレインフリー(穀物不使用)・グルテンフリー(小麦粉不使用)で、
穀物アレルギーなどのリスクを抑え、消化時の胃腸の負担も軽くします。
>Vetsolution猫用肥満サポートフードを詳しく見る
ニュートロジャパン ナチュラルチョイス 減量用アダルトチキン
ニュートロ成猫用フードとくらべ
カロリー約9%オフ、脂質約35%オフの低カロリー・低脂肪に仕上がっています。
第一主原料に品質の良いチキンを使用し、
低カロリーでも抜群のおいしさを実現しています。
胃中の毛の排出をサポートする、自然由来の食物繊維を配合。
ニュートロ製品は高品質で価格がお手頃なのが魅力です。
>ニュートロジャパンペットフード猫用を詳しく見る
ブルーバッファロー ライフプロテクション・フォーミュラ 成猫用 室内飼い 体重管理用 チキン&玄米レシピ
同社の成猫用フードとくらべカロリー10%オフ、
脂肪分約40%オフを実現しています。
主原料には骨抜き鶏肉など高品質の肉を豊富に使用。
アレルギーを引き起こす可能性のあるコーン・小麦・大豆は配合していません。
酸化防止剤には、ローズマリーなどの
自然素材を使用しているのもうれしいところです。
>体重管理用チキン&玄米レシピ を詳しく見る
モグニャン
モグニャンは、白身魚を63%以上使用した
消化吸収率がよい低アレルギーの
キャットフードです。
白身魚がたっぷりぜいたくに入っているので
猫ちゃんの大好きなお魚の香ばしいにおいが
食欲をそそります。
とはいえ、ダイエット中の猫ちゃんには
うれしい食物繊維が豊富に含まれていて
便秘に悩むネコちゃんの腸内環境の
改善に期待できます!
ウンチがすっきり出ず、
便秘に悩んでいる猫ちゃんには
特にオススメですよ。
ロイヤルカナン アペタイト コントロール ステアライズド
ロイヤルカナンのアペタイトコントロール ステアライズドは、
食物繊維が豊富に含まれているため、
少量であっても食欲を満たし満腹感が持続できる
猫ちゃん専用のダイエットフードです。
フードに使用されている植物性の食物繊維は
猫ちゃんの腸で消化しやすいような加工がされています。
ミネラルバランスも適度に調整され
泌尿器系の健康にも気を使われているフードです。
>>ロイヤルカナンアペタイトコントロール ステアライズドを詳しく見る
ナチュラルバランス リデュースカロリー
ナチュラルバランス リデュースカロリーは、
年老いた猫ちゃんや肥満気味の猫ちゃんなど、
カロリーコントロールを必要とする愛猫ちゃんのための
ダイエットフードです。
運動量が減っている中高年齢猫や
運動不足で肥満気味の猫ちゃんの
脂肪を抑えてベストな体重を目指します。
3種類のタンパク質と脂肪をバランスよく配合し、
体重増加をコントロールできる、
飼い主にも猫ちゃんにもうれしい総合栄養食といえます。
>ナチュラルバランス リデュースカロリー キャットフードを詳しく見る
ロイヤルカナン 満腹感サポート
ロイヤルカナンの満腹感サポートは、
ズバリ!肥満を解消したい猫ちゃんのための
特徴的なダイエット用療法食です。
ダイエットを必要とする猫ちゃんのために
特別に調製された食事療法食ですので
摂取カロリーを制限しても、必要なタンパク質や
ビタミン・ミネラル類を充分取ることができます。
満腹感サポートというネーミングだけあり、
タンパク質の含有量が高く、
ダイエット中でも筋肉が維持でき
少ないフード量でも満腹感を感じやすいのが
うれしいですね!
オリジン フィット&トリムキャット
オリジンのフィット&トリムキャットは、
運動量の少ない猫ちゃんや室内猫ちゃんのために作られた
肥満を予防するための特別なキャットフードです。
猫ちゃんの食性を考え
炭水化物を減らし、タンパク質を増やすことで
筋肉を落とさずに基礎代謝を上げ
太りにくい体質を目指しています。
猫ちゃんが本来必要とする栄養素を
しっかり摂り入れて
筋肉だけでなく、皮膚や毛並みの状態も
健康をキープできるように考えられた
安心安全なキャットフードです。
>オリジン フィット&トリムキャット(ダイエット猫用)を詳しく見る
猫のダイエット方法とおすすめフード まとめ
猫ちゃんのダイエットをするときは、
猫の体調に変化がないか、
ふだん以上に気をつけてあげてください。
また猫のダイエットを成功させるコツは、
「ダイエットは決して猫にとって
かわいそうなことではない」
と知ることです。
健康的な体重に戻ると太っていたころより活動量が増して、
猫ちゃん自身がイキイキと過ごせます。
愛猫がいつまでも活発で元気に暮らせるよう、
飼い主さんも根気強く
ダイエットに取りくんでくださいね。